道程
母は、私が20歳で、一人で子供を産むことをすごく心配していた。

病院で、周りはみんな年上な上に旦那様がいる。


陣痛で苦しむ私の腰をさすってくれたのは母だった。

「もうひとり子供育てるつもりで私達も頑張るからね!」

と励ましてくれたけど、由衣の世話は自分でやりなさいと

ミルクを飲んでいる時から離乳食、朝食の準備まで一切手を出さなかった。


夕御飯は作ってくれたし、掃除洗濯もやってくれたからかなり楽な生活させてもらってるけどね…

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