獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~

7、発掘調査初日にトラブル!?

「う……ん」
目をこすりながら開けると、鷹臣君がじっと私を見ていた。
「おはよ」
朝の日差しのような柔らかな笑顔で挨拶する彼。
「……おはよう」
前回のホテルでの失態の時はかなり焦っちゃったけど、今はなんだか心が温かくて……それでいてくすぐったい感じ。
まだ恋人でもないのに一緒に寝ていいのかな?
いや……『まだ』ってこれから恋人になるの決まってるみたいじゃない。
私ってこんなに流されやすい女だった?
誰にでもこんなこと許しちゃうのかな?
「どうしたの?朝から難しい顔して」
私の頬に手を添え、鷹臣君は優しく聞いてくる。
その声のトーンがとっても穏やかで、なんの迷いもなく悩みを彼に打ち明けた。
「なんか……こんな風に鷹臣君と一緒に寝てると、自分が節操のない女に思えてきちゃって」
「そうかな?他の男と一緒に寝たことなんてないでしょ?」
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