失翼の天使―wing lost the angel―
式の話を聞きながら、明日菜のお願いに“普通に行きますが”と思いながらも、優しさだけは受け止めようとふむふむと頷いてると、鷺沼先生が話に乱入して来た。
「ダメだ!オシャレなんかしなくて良い!」
「鷺沼、さっさと帰れよ」
「無理ですね!合コンみたいな結婚式がなくならない限り、俺は帰りません!」
「あのなー;;」
兄までが呆れてる中、明日菜があんぐり顔で鷺沼先生を見つめる。
私は手から奪われそうな招待状を離すまいと必死に自分の方へと引っ張る。
「ちょっと!離して下さいよ!」
「じゃあ行かないか?」
「行くでしょ、普通!」
「じゃあ離さない!優海を行かせてたまるか!」
「いつの間に、イケメン彼氏を捕まえたのよ……」
「いや、“彼氏”じゃないから;;」
「仮だ、仮!」
「はぁ!?;;」
「そうなら言いなさいよ、優海!」
「ちょ、ちょ……あっ!;;」
「よし、これで阻止――…」
「ご一緒にいらっしゃいます?」
「何でそうなる?;;」
「うん、是非」
「ハッ……;;」
「助けてよ;;」
力が緩んだ隙に奪われた招待状。
オマケに明日菜は鷺沼先生を誘うし、どういう展開?;;
「ダメだ!オシャレなんかしなくて良い!」
「鷺沼、さっさと帰れよ」
「無理ですね!合コンみたいな結婚式がなくならない限り、俺は帰りません!」
「あのなー;;」
兄までが呆れてる中、明日菜があんぐり顔で鷺沼先生を見つめる。
私は手から奪われそうな招待状を離すまいと必死に自分の方へと引っ張る。
「ちょっと!離して下さいよ!」
「じゃあ行かないか?」
「行くでしょ、普通!」
「じゃあ離さない!優海を行かせてたまるか!」
「いつの間に、イケメン彼氏を捕まえたのよ……」
「いや、“彼氏”じゃないから;;」
「仮だ、仮!」
「はぁ!?;;」
「そうなら言いなさいよ、優海!」
「ちょ、ちょ……あっ!;;」
「よし、これで阻止――…」
「ご一緒にいらっしゃいます?」
「何でそうなる?;;」
「うん、是非」
「ハッ……;;」
「助けてよ;;」
力が緩んだ隙に奪われた招待状。
オマケに明日菜は鷺沼先生を誘うし、どういう展開?;;