パクチーの王様

 だが、なんだか気になったのだ。

 日向子と逸人が同い年であることが。

 逸人は自分と話すときより、かなり楽な感じで、日向子と話している。

 同い年だからかなあ、と思ってしまったからだろうか。

 いや、だからって、それに不満を持つのもおかしな話なのだが、と思っていると、日向子は椅子に背を預け、逸人のように腕を組んでこちらを見た。

「貴女が圭太に未練があるのなら、どうしてやろうかしらと思って来たんだけど。
 特にないみたいね」

 ……はい?
と芽以は日向子を見た。







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