社内溺甘コンプレックス ~俺様社長に拾われました~
…
二時間前に起床したのに、結局私が会社に着いたのは就業開始間際だった。
どうにか気持ちを切り替えて出社したつもりだったけれど、人の心というのはリモコン操作ひとつでオンオフできるエアコンのようにはいかない。
今朝のあれは、いったい何だったのだろう……。
そんなふうに、気が付くとぐるぐる考え込んでいる。
「前原!」
はっと顔を上げた瞬間、手にしていたハンガーが床に落ちて音を立てた。慌てて拾い上げ周囲を見回すと、入口の方からもう一度怒鳴り声がする。
「おい前原!」
「はいい!」
リアルギャラリーの奥に設置された即席スタジオから通りに面した入口に飛んでいくと、いつも通り怒った顔の社長に迎えられた。
二時間前に起床したのに、結局私が会社に着いたのは就業開始間際だった。
どうにか気持ちを切り替えて出社したつもりだったけれど、人の心というのはリモコン操作ひとつでオンオフできるエアコンのようにはいかない。
今朝のあれは、いったい何だったのだろう……。
そんなふうに、気が付くとぐるぐる考え込んでいる。
「前原!」
はっと顔を上げた瞬間、手にしていたハンガーが床に落ちて音を立てた。慌てて拾い上げ周囲を見回すと、入口の方からもう一度怒鳴り声がする。
「おい前原!」
「はいい!」
リアルギャラリーの奥に設置された即席スタジオから通りに面した入口に飛んでいくと、いつも通り怒った顔の社長に迎えられた。