恋色。
そう思うと、俺と侑南は正反対だ。
真っ白と真っ黒。
俺自身、自分の口の悪さはわかってる。
それと比べて、侑南はバカっぽいところはあるけど、正直で優しくて、可愛い部分がたくさんある。
やっぱ俺とは正反対だなって、改めて感じた。
「お前は基本バカだから白が1番似合う」
「もっと言い方あるでしょー」
「何がある?」
「純粋とか、純粋とか、純粋とか?」
「…バカじゃねーの」
素直になれない自分が悔しい。