ひと夏の恋をキミと
「えい!」


だから体を捻って
陽輝の顔めがけて水を飛ばした。


「おい!何すんの!!
口に入ったし!!」


しょっぺ~!

って叫んでる陽輝が面白かった。


「はははは!!」


「そんな笑うな!仕返し!」


陽輝も同じように
私めがけて水を飛ばしてきた。


「…しょっぱい!」


やられたらやり返しての
繰り返しをしているうちに
お互い向き合う体制になっていた。



楽しかった空気が一変。


絡まった視線は
どちらも反らそうとはせず


私達は


どちらからともなく








____キスをした。

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