ひと夏の恋をキミと
ほっとしていると


「おかえり。」


みんなの後ろから
ひょっこり顔を現したのは
私の好きな人。


その声はどこか落ち着いていて
優しく包んでくれるような声だった。


「ただいま…!」


私は満面の笑みを浮かべた。
やっと会えたことに喜びを感じて。


この幸せを噛み締めていた時
突然大樹君が手を挙げた。


「はいはーい!俺から提案!
今日は俺と里美と兄ちゃんと愛美ちゃんで
店番しようと思いまーす!」


この提案に驚いているのは
私だけで、バイト組の4人は
パチパチと拍手をしている。


「えっと…、どういう…」

どういう事?って聞く前に
それは解決された。


「姫奈、今日は俺と一日デートな?」
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