先生、死にたいです
そして夕方になり太陽が沈む時に見える地平線が凄く綺麗で2人で寄り添って見た。

一生思い出に残るくらいに綺麗だった。

そして奏汰さんとホテルに向かう。

奏汰さんが「今日は高いホテルだからこないだ買った良い服でディナーね。」と言って車を走らせた。

とりあえず部屋に荷物を置いて、お風呂に入ってから着替える。

奏汰さんはスーツだった。

なんだかいつもと違うからキュンとしちゃう。

私は少しだけお化粧もして2人でディナーへ向かう。

そういえば奏汰さんのネクタイって私があげたやつだ。

なんだか嬉しいけど恥ずかしい。

奏汰さんと2人で席に着いて緊張しながら料理を食べる。

ナイフとフォークを使うのはなれてない。

奏汰さんはなにをしても綺麗だ。

なんか大人ですって感じで羨ましい。

料理を食べ終わると奏汰さんが急に緊張しながら私を見つめた。

私はどうしたんだろうと思って「奏汰さん。どうしたの?」と聞いた。

「姫愛…。俺と結婚してくれないか?」

奏汰さんのその言葉に驚いて「ふぇ!?」と変な声が出た。

「ずっと我慢してたけど今言わないとずっと言えない気がして。これ指輪。」と言って奏汰さんが指輪を差し出してきた。

「えっ!えっ?」私はちょっとパニックになってしまっていた。

「これからもずっと一緒にいたい。帰ったら親に挨拶に行こう。俺、姫愛の為に生きたいんだ。姫愛とこうやって色々と出来る事は少ないけど。でも一緒にいるだけで幸せなんだ。」と奏汰さんが消えそうな声で言う。

「奏汰さん……。私で良かったらずっと一緒にいてください。」と私はやっと普通に答えることが出来た。
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