あなたに恋のお届けものです
「もしかして俺に一生恨まれたいの?」
「…先輩っ!」

そうだ。今は移動教室中で、私は廊下を歩いていて…で、何で高浜先輩?
「まずは離れてほしいんだけど。」
「…すみません!」

どうやらぼんやりしていて高浜先輩にぶつかりそうになったみたい。
私は慌てて高浜先輩から離れた。

というか、一生恨むって…高浜先輩の一生は怖さしかない。

「で、そんなにぼんやりするほど恋がうまくいかないの?」
「…はい。」

そう返事をすると涙が出てきた。
ばれないようにそっとうつむく。
「両想いになったら…勝利と離れ離れになるから。これ以上進みたくないんです。でも、想いを伝えたい気持ちもあって…挟まれていて苦しい。」
「そう。」

高浜先輩はそっけなく相槌を打った。

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