一途で甘いキミの溺愛が止まらない。
「ちょ、母さん菜穂に抱きつかないで」
「嫌だ、こんな可愛い子私の娘にしたいー!」
「……父さんなんで母さん連れてきたの?
こうなることわからなかった?」
「わかってたけど仕方ないだろう。
お母さんが行きたいって言ったんだから」
それから少しの間、今度は社長さんを加えた三人で言い合いが始まってしまう。
結局事態が終息するまで私は蓮くんのお母さんに抱きしめられたままだった。