一途で甘いキミの溺愛が止まらない。




……待って、忘れてた。



もし婚約したことが周りにバレたら、私確実に死ぬ。



そう理解した瞬間、全身の血の気が引いた気がした。



「菜穂ー?
準備終わった?」



自分の部屋にいる私に、お母さんが一階から声をかける。



そこでようやく我に返り、私は荷物を持って一階に降りた。



うん、ちゃんと上条くんと話そう。
学校では今まで通りでいたいって。



そこだけは何としてでも折れたくなかった。



そして一階に降りると、タイミングよくインターフォンが鳴る。



上条くんが来たのだ。



< 52 / 370 >

この作品をシェア

pagetop