恋をすると雨が降る。
「え、もしかしてですけど。」
「ん。」
「金髪大学生!?」
「へ?」
あ、しまった。
大声で言ってしまった。
そのせいでクラス中の視線が
私とその金髪…じゃなくて転校生に向けられた
「あ、いや……大学生じゃない、金髪は前の、話…。」
周りの目線を気にするかのように言う転校生。
「あ、ごめん。」
自分の気持ちが落ち着いたのか席に座る。
やってしまった。
ほんと何やってんだろ……。
コンコン
ん?
音がする方へ目線を向けると
一枚の紙が。
開いてみると
"放課後、体育館裏きて"
へ?
手紙から目線をずらし左横を見る。
ぜ っ た い こ い よ 。
口パクで転校生が言う。
なに、怒られんの??