恋愛相手はアスリート。。。


夕方になると
次々とお迎えの親が訪ねてくる。

「先生みなさんさようなら」


「えみちゃんさようなら
また明日ね」


この保育園は6時まで
園児を預かることになっている。


6時といえば
勇さんの試合開始だ。


私の仕事は6時半まで
ソッコー帰ってテレビで見なきゃ。


だが。。。
はるくんちがまだ迎えがこない。


「先生!遊ぼっ」
はるくんは私のエプロンの裾を引っ張る。


「いいよ 何して遊ぼーか?」


「積み木」


やっぱり子供だ
朝の発言にはびっくりしたけれど
【積み木】と答えるのはかわいい。


「いいよ!何つくろーか」
と積み木を出してきてはるくんと遊ぶ。


室内のテレビの教育番組が6時で終わり
ニュース番組になった。


「チャンネル変えよーか?
何か見たいのある?」
といってもこの時間ニュースだよね。


「別にない」


あっそっ。。。といいたいけれど
「野球見る?」と尋ねた。


「別に
先生が見たいなら見ていいよ」


あっそう。。。冷めてるね。


私は番組を野球に変えた。


ーーー始まりました!
ブルーメッツが地元に戻り
地元開幕戦 今日から3日
レッドゾーンとの試合をお届けします
ーーー


私は思わずパチパチと拍手を送る。


「美結先生野球好きなの?」


「うん 好きだよ」


「誰が好きなの?」


誰と聞いてわかるの?
6歳相手に言い返せない。


「えっとねぇ はるくんわかるかな?
木山選手」


「あー 木山選手ね
知ってるよ」


「知ってるの?そーなんだ」


「一番かっこいいもん」


はるくん!えらい!
そうだよ!ブルーメッツの中で
一番イケメンだもんね
なんて 顔がにやける。








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