【続】アーモンド~キミとの未来~

そのあとからメッセージアカウントは消されていてメアドも電話番号も変わっていて現在音信不通の状態だ

それに気付いたのは夏休みに入ったときだった

『あれ?メールが返ってくる…』

千咲は秋斗にメールを送ると「送信出来ませんでした」と返ってきた
メールがダメなら電話を掛けてみると

『現在この番号は使われておりません』

と通じなかった
それを不審に思った千咲は夏休みに入ったであろうほのかを誘った

専門学生のほのかは多忙の日々を過ごしており今日やっと予定があったのだ

千咲は先にカフェに来ており紅茶を飲んでいた

『千咲ちゃんおまたせ!』

『ほのか先輩!』

遅れながらもほのかがやってきた
高校のときよりまた髪が伸びて腰まであり耳にはピアスをしており大人っぽくなっていた

『ごめんね、遅くなって』

『私も今来たし忙しいから仕方ないよ』

『それよりも相談って?』

『えっと……』

いざとなるとどう切り出そうか迷っていた
ほのかがもしかしたら何か事情を知ってるかもしれないと

……そう、少しだけ期待した

『秋斗先輩のことについてなんだけど…』

『秋斗?あいつなんかやらかしたの?』

『実は……』

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