眠り姫
?「そのこ、誰?」

?「女の子〜?」

?「女かよ」

蓮「そんなに、批判的なこと言うなよ。お前ら自己紹介!」

「私は大月律ーOtuki,Rituーです。よろしくお願いします」

真面目そうなのが大月ね。

「次僕だね。僕は、轟紫苑−Todoroki,Sion−。よろしくねー」

可愛い系は轟ね。

「俺は、楠龍−Kusunoki,Ryuu−。よろしくな!」

うるさそうなのが、楠。

「鳳奏−Otori,Kanade−」

無口が鳳。

蓮「改めて、俺は一ノ瀬蓮−Itinose,Ren」

これは私も言った方がいいパターンだよね。

「私は巫綾−Kannagi,Aya、」

蓮「話があるんだ、実は俺たち暴走族で」

暴走族ってあの、バイクぶんぶんしてる?

「バイク、ぶんぶんしてる?」

大月「簡単に言えばそんな感じです」

楠「簡単にし過ぎだろ」

「で?」

轟「媚び売ったり、怖がったりしないの?」

「しないけど」

蓮「ぷハハハハハやっぱり、綾は最強だね」

「笑う意味かわからないのですが」

蓮「それでだな」

えっ、私の声無視?

大月「僕らの姫になってもらえませんか?」

「嫌です」

楠「なんでだよ?おい!」

「私、こっから出られないし」

轟「そんなことか、退院したらで良いよ」

「私退院できないから」

楠「何言ってんだよ、ちゃんと綾ちゃんが頑張って治療してくれればできるだろ?」

「楠無理なんだよ!」

蓮「綾、落ち着け!みんなに言ってなかった。綾は不治の病、永眠症なんだ」

轟「は?」

可愛い声が台無しだよ?

「だから、無理なの」

轟「なら、蓮が親父に頼めば?」

蓮「そうするつもりだ」

えっちょっと話が掴めないんだけど?

みんなは分かってるの?

鳳「蓮のお父さんは大手企業の社長だ」

えっ、鳳はじめて喋った。

轟「えっ、奏が喋った?」

貴方達でも話さないの?
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