眠り姫
なんか、2年間も準先生だから慣れたのかな。

準先生なら冷たい言い方にはならない。

小野寺「心電図するから上の服脱げ」

いや、ちょっと待て、一応女の子だよ?

「・・・」

準「見慣れてるから平気だよ!」

もしかして、先生って女っ

準「たらしじゃねぇよ!」

先生ってもしかしてエス

準「パーじゃねぇ、全部口に出てる。それに患者今まで何人対応したと思うんだよ」

「あ、成る程!ツッコミありがとうございました!」

そして、私は上の服を脱いだ。でも、タオルをかけてくれた。

配慮してくれてんじゃん。

準「終わったから服着て良いよ。」

私は静かに服を着た。

準「じゃあ病室まで送るから、結果は明日な」

今すごく眠い

綾「準、眠って良い?」

準「ああ、良いぞ。おやすみ」

そのまま眠った。

起きた時は。

ベッドの机の上に起きたらナースコールの文字

壁にあるボタンを押した。

看「どうなさいましたか?」

「先生を呼んで下さい」

看「先生は今忙しいので、私が行きますね」

また、話を聞いてない新人だ。

まぁ、今度はちゃんと話して見るか。

看「お待たせしました。どうなさいましたか?」

「机の上に置いてあったので」

看「あっ、申し訳ないです。先生は暫く忙しいので私どもが指示しますので。えっと、過眠症ですね?」

「多分、永眠症だと思います。」

看「えっ?あれ、可笑しいですね。文字が間違っているんだと思います。過眠症を治す為の薬を持ってきますので安静にしておいて下さいね。」

あれ…?この人は話が噛み合わない。

「本当にどうしよう」

誰もいない部屋に響く声。
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