私はあなたのストーカーです


「無理しないでねー」


そう言って近づいてくるナミに、


「一生戻ってこなくてもいいけど?」


肩に手を乗せられ、耳打ちされる。


戻らないでいいなら戻りたくない。


「このままそこから見える非常階段、一番高いところまでのぼって。飛び降りてみたらさ。ラクになれるんじゃない?」
「っ、」


先生が「なにしてるの」と声をかけてきて、答えずに体育館を飛び出した。


< 132 / 353 >

この作品をシェア

pagetop