伝説に散った龍Ⅱ
言って良いことと悪いことがある。
戻らないと
隠そうと決めたこと。
自分で、決めたこと。
彼らには知っていて欲しいだなんて
都合が良すぎる。
『…芹那』
『…うん?』
『気にすんな』
『え?』
『俺は寝るから。お前の言葉に甘えて』
『…うん』
『お前も寝とけ』
『うん』
烈はそう言って目を閉じた。
彼の、冷たいようで暖かい優しさに抱かれて
ベッドの側面に体を預けたまま
私もそっと、目を閉じた。