フルール・マリエ


他の店舗に連絡を取ると、マタニティ用でマーメイドラインがいくつかあったのでサイズ調整がしやすい背中が編上げになっていて、軽めの素材で作られたドレスをいくつか送ってもらうことにした。

やはり、マーメイドラインを着るマタニティウエディングは少ないようだった。

披露宴が親戚だけで、一般的な結婚式よりは長い時間拘束されないのは救いだった。

おそらく、立っている間よりも座っている時の方が、お腹への圧迫が辛いだろう。

それに、お腹の大きさが日々変わっていくだろうから直前まで細かくサイズ確認が必要だろうし、もしサイズが合わない場合の予備も考えておかなくてはならないかもしれない。

一旦ドレスの算段が着き、午後に来店するお客様までまだ時間があったので昼休憩をとることにして、周りに伝えてお弁当を持って休憩場所に向かった。


休憩場所は事務所の奥に会議テーブルと椅子が数脚あるだけのこじんまりした部屋だ。

休憩をとるのはお客様の予約次第なので、それぞれ休憩時間はバラバラだし、お昼をとっくに過ぎた頃に休憩をやっととれるという日もある。

今日みたいな何も無い平日は予約も少ないので正午頃に休憩はとりやすい。



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