先輩が好きです【完】
葉月がキッチンに行くと兄貴が『柊は大学に進学しないんだってな』と言う。

「あぁ、でも、専門に行くよ。」

「そうか・・・」

「兄貴はいないのか?彼女」

「いるよ。でも彼女も実家に戻ったからな」

「ふうん」

俺の部屋に荷物を置きに行くと、遊びに行ってたらしい弟が『ただいま』と帰って来た。

また葉月にベタベタなんだろうな。

ハァっと小さくため息をついてリビングに戻った。

別荘では、綾乃さんに取られて、別々の風呂だったから、今夜はと思いながらいた。
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