3次元の恋~オタクの恋物語~

少し愉快そうに笑った
南雲さんはポケットから取り出した
チケットを誇らしげに見せる。

律「財力はこうゆう時に役立ちます。
1枚9万円で買いました。」

気持ち悪い。...とは思わない。
いや、今までなら多分思っていた。
そこまでする、この人の事を。

青葉「どうしてですか?」

律「青葉さんの笑顔が
見たかったので。」

でも、この人は...
きっと、こうゆう人だ。

何の躊躇いも迷いもない。
醜い事は考えず、下心もなく
ただ1つの目的に…目の前の事に
真っ直ぐに向かっていく人だ。

例え、それがお父さんの為だったとしても
この人は本当に私の事を
好きになろうと努力してくれているんだ。
< 188 / 433 >

この作品をシェア

pagetop