3次元の恋~オタクの恋物語~
少し愉快そうに笑った
南雲さんはポケットから取り出した
チケットを誇らしげに見せる。
律「財力はこうゆう時に役立ちます。
1枚9万円で買いました。」
気持ち悪い。...とは思わない。
いや、今までなら多分思っていた。
そこまでする、この人の事を。
青葉「どうしてですか?」
律「青葉さんの笑顔が
見たかったので。」
でも、この人は...
きっと、こうゆう人だ。
何の躊躇いも迷いもない。
醜い事は考えず、下心もなく
ただ1つの目的に…目の前の事に
真っ直ぐに向かっていく人だ。
例え、それがお父さんの為だったとしても
この人は本当に私の事を
好きになろうと努力してくれているんだ。