3次元の恋~オタクの恋物語~

青葉「…教えてくれてもいいでしょ。
こんなにも私が悩んでるのに
答えてくれないなんて酷いよ。
本当は分かるよね?
私がどうしたらいいのか。
優花里なら分かるでしょ?」

本当は少しだけ優花里にムカついた。
正解を知っていてわざと分からない
生徒に答えさせようとする
意地悪な教師みたいで。

私の事を1番知ってる。理解してくれる、
唯一の親友なら、ここまで
お願いすれば答えてくれると
期待した。けど...

優花里「分かる訳ないでしょ。
あんたの気持ちはあんたにしか
分かんないの!
人生はゲームじゃないから。
リプレイは出来ない。...でも
あんたが誰を選んでも同じだよ。」

やっぱり優花里は教えてくれなかった。
ヒントをくれるだけで曖昧に焦らした。
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