3次元の恋~オタクの恋物語~

優花里「けどね...、青葉。
私は大丈夫だと思う。」

さっきまで怒ってた優花里の声色が
優しいものへと変わった。

青葉「大丈夫って?」

優花里「あんたが誰を選んでも
幸せになれると思う。
もしも相手が有り得ない男だったら
私はちゃんと反対する。
これでも一応、友達だからね。
でも、あんたの話を聞いてる限り
誰が相手でも大丈夫だと思うよ。」

優花里がそう言うのだから
きっと大丈夫なんだと思えた。

優花里「ハッピーエンドを迎えるには
2人で力を合わせなきゃならないんだよ。
あんたを好きだって言ってくれてる
人達は皆、きちんと手と手を
取り合ってくれる人だと思う。
だから、ちゃんと考えて。青葉が本当に
好きだと思う人を自分で選んで。」

青葉「私はちゃんと選べるのかな?」
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