キャッチボール~青空の下で~
私は晴れて市立神沢高校に入学を決めた川崎未来!

中学の時、見に行った試合に一目惚れしたんだぁ。

マネージャーってどんな感じかな?!

先輩どんな人かな!?気になることたくさん!!

楽しみだぁ。

「……く」

ん?誰か呼んでる?

「みく!!!」
「うわぁぁぁぁ!」
「あんた寝すぎ!入学してどんだけやらかすのよ…」
「ごめんごめん」

この子は幼馴染の優月
すごく面倒見良くて面白くて…最高なの。

「ねー優月?」
「ん?なによ」
「今日さ、野球部見学行かない?!」
「えー。やだ☆」
「なんでよおおおお!!だって入学式の時約束したじゃん!!」

約束したじゃん……!!
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『ゆーずきっ!』
『なによ……あからさまに機嫌いいわね…あ、わかった。頼み事ね』
『ピンポーン!あのさ!入学して落ち着いたら野球部の見学行こ!』
『はいはい。わかりましたよ。とりあえずあんたうるさいから黙って?ね?』
『やったぁ!!!ハーイ!』

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「もしかしてさ、忘れたとか……言う?」
「や、あれはさあんたがうるさいからテキトーに流しただけなのに」
「えーーーーーーー!!」
「ちょっ…うるさっ…」

え???

うわぁ……クラスの視線が痛い…やらかした…
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