それでももう、貴方以外考えられない。
別にって顔じゃないけど。


「てか今日、早いのな。なんかあんのか?」


優斗が、誤魔化すように話題を変えた。


「いや……な、なんとなく、そんな気分で…あははは」


ぎこちなく取り繕うと、優斗は少し眉を寄せた。


でも、それ以上は何も聞かないでくれた。


「ほら、早く行こ!」


沈黙を破るようにわざと明るくそう言って、教室まで歩く。


先生と会ったことで、忘れてたけど…新しいお母さんと、会わないとなんだよね?




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