それでももう、貴方以外考えられない。
お父さんが仕事で家を空ける間、優斗、海斗くん、晴子さん、私の4人で過ごすことになる。


そしたら、私って…邪魔者でしかない。


だから、本当の家族3人揃って、ゆっくりしてほしいんだ。


とは言っても、それは口実で、本当は私が辛いだけなんだけど。


私が理由を言うと、思ってた通り、そんなことはないと晴子さん達は言ってくれた。


でもお父さんは、晴子さん達に気を使ってか、美月がそう言うならと言ってくれた。


一人暮らし…かぁ。


まだちゃんと決まったわけじゃないけど…お父さんと離れるのは、やっぱりちょっと寂しいけど、楽しそうかも。


この時、私は気付かなかった。


優斗が、やけに大人しかったことにーーーーー。
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