君が教えてくれた
最終章
楓空が姿を消してから1ヶ月がたった

ふ「ねぇにい?私一人になっちゃった。でもこれでみんな幸せになれるよね?ももちゃんも大丈夫だよね?」
私はみんなと離れたあと家族のお墓に来ていた
〈パパ・ママ・にいもうすぐでそっちに行くね?それまで最後まで見守ってて〉
私は心の中で伝えた

み「全然出てこない!ふうはどこにいるんだよ!もう1ヶ月だぞ?」
翔「手掛かりがつかめない」
も「ねぇ涼ちゃん2人はなにを探してるの?」
涼「みきとの大事な人だよみきと自身が見つけて会いに行かないといけないんだよ」

1ヶ月の間にももちゃんも退院していつも通りの風景が倉庫内にはあった
一つ違うのは姫が一人いないだけで…

元「涼真また一つ族が消えました」
涼「どこだ?」
元「NO.11の騨薇(ダビ)です」
陸「あそこはたしか卑怯な手を使うところじゃなかった?」
元「そうですその族が昨日の夜に解散させられたみたいです」
涼「だれに?」
元「…黒猫です」
ガタっ
み「場所は⁉」
涼「ちょっと待て ももちょっと下に居てくれるか」
も「分かった」
ももが出たのを確認してから話し始めた
涼「今からそこに行ってどうなるんだよもういないんだぞ」
み「でも動かないよりはましだ!」
流「行くなら俺も行く」
涼「分かったここに陸、元希2人が残ってくれもものこと頼んだ」
元「分かりました」
3人で騨薇のあった倉庫に向かった

み「ここだな」
ガラっ
涼「何でこんな綺麗なんだ」

そこには何も残ってなかった…

も「ねぇ陸ここにはもう一人姫がいるの?」
陸「なんで?」
も「いやなんかそんな気がして」
陸「そっか もう一人いるよでも今はいないんだ」
も「それって私の病室に来た子?」
元「えっ?」
も「あの子なんでしょ?もう一人の姫でみきとの大切な人」
陸「ももどうしたの?」
も「最近家にいると少し思い出すの」
陸「元希涼に連絡して」
元「わかった」
陸「もも思い出したことみんなが来たら話してらえる?」
も「わかった」

涼「もも思い出したって」
「うん少しだけ」
み「内容は?」
も「私の部屋に小物入れがあるんだけどその中にこのピアスが入ってたの
でこのピアスをみると少し頭が痛くなってそこから映像が流れるの」
陸「映像って」
も「断片的なんだけどあるときは小さい女の子が2人いて
別のときは女の子が一緒に買い物しててこのピアスを買ってくれて
また別のときには喧嘩してるのどこかの倉庫みたいなところでなぐりあってるの」
元「ほかにもありますか?」
も「たまに夢にでてきたりなにもないところで体が勝手に反応するときがあるの」
涼「なんでその時に教えてくれなかったんだ」
も「今その女の子のことで忙しいのに余計な心配を掛けたくなかったから…ごめん」
涼「いや俺もごめん」
流「これからも思い出すかもしれないね少しずつ」
み「そうだなそれまでには探し出しておかないとな」


猫「はぁはぁはぁこれで終わった
証拠消さないと(グラッ)やばっ」
ばたんッ (シャラン)

次はどこだっけ?
視界がかすむ
頭が働かない
今日はいつだ
何日寝てないんだ
いつご飯食べたっけ

フラフラになりながらも暗い闇に引き込まれていく
その少女に救いの光は届くのか
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