俺様ホストは  溺愛率100%








***俺様ホストは、強引すぎる*****





チュンチュンチュン…

「ふぁぁ…」



窓から入る朝日が眩しくて、目が覚めた。


電化製品の音しかしない室内に、窓の外では電線の上でスズメが鳴いている。


「…おはよう」

返事が返って来ないのがわかっていても、毎朝一人なのに挨拶をしてしまう。


「学校行かなきゃ…」


畳に敷いた布団から起き上がると、布団を畳み部屋の隅に寄せた。

住んでいるアパートは、1DK。
家具は最小限の物しかなく、勉強机と食卓テーブルは同じで、後は本棚ぐらいしかない。
テレビはあるが、あまり観ることはない。


「朝ごはん、どうしようかな…」


寝ていた部屋から台所に行くには、1枚のガラス扉を開けるだけ。
ガラス扉を開ければすぐに台所があり、二人用の食卓テーブルも置いてある。


「昨日、買い物せずに帰って来ちゃったからなぁ…」


いつもなら食卓テーブルの上に、6枚切りの食パンが置かれているが今日はない。


食卓テーブルの上を見ていると、無造作に置かれた1枚の名刺が目に入った。




「…流星…さんか…」


昨日、流星から渡された名刺だった。
















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