空の向こうには、未来がある



唯一、信じているのは


向こうでもう一度


きっと彼らに会える


それだけだ



根拠なんてどこにもない


けれど


かならず叶う


朽ち果てても


それだけは信じたい


なぜ?


それしか望みがないのだ


笑って


泣いて


また笑って


もう一度


安心できる場所へ戻るんだ


そう信じてやまない








弱いことは知っている


それが自分だと認めている


だから一人でいるのだ


自分の願いは


この世界ではもう叶わない



いつかあるべき場所へ戻るのだ


虹の彼方とか


宇宙とか


はたまた大地とか


どこだっていい



彼らの笑顔と声がある場所なら


どこへだって行く



きっと、この空の向こうに


わたしの未来がある




どんなに時間がかかろうと


紛れもない幸せの場所へ


Fin
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