小悪魔彼女×溺愛彼氏
『そのメイクどうやるの~?』とか
『ネイルやってるとこ教えて!』とか
女の子の会話ってのを体験してる。


私が変われたのは
全部全部斗真のおかげ。


恋愛は楽しくテキトーにした方が
絶対いいと思ってたし、
あの生活が私は合ってると思ってた。
だけど、斗真に出逢って
その生活が一変して、
一途に思える相手がいるっていいな。
恋するってこういう事かって
やっとわかった。



そんな事を考えながら歩く
コンビニの帰り道。


「美桜、ずっと何考えてたんだよ。
呼んでも返事しないし。」


あぁ、私斗真の事無視しちゃってたみたい。


「ふふ!ごめーんね!
何でもないよ!
ただ、斗真の事好きだな~!って
思ってただけ!」


手をギュッと強く
握り直してそう言えば、
すぐに赤く染まる頬。
未だに斗真は不意打ちに弱い。
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