小悪魔彼女×溺愛彼氏
秋月…
ん~、どっかで聞いた事あるような~…


「あー!もしかして噂の新入生君?」


「自分で言うのも変だけど、
多分そうかな。」


困ったように笑う顔は
守ってあげたくなるような感じ。
人懐っこいっていうか、
母性本能くすぐる感じ?


これは私達の代が騒ぐのも無理ないな~。


「そう言えば、なんでこんな所にいたの?
誰か探してた?」


ここは3年の1番橋の教室。
たまたま通るなんてことはない。


「有栖先輩。」


「ん?」


「ん?って…。
案外天然入ってるんですか?
僕いま、名前呼んだんじゃなくて、
有栖先輩を探してたって意味で
言ったんですけど?」


首を傾げる姿と笑顔は
国宝級だねきっと。
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