小悪魔彼女×溺愛彼氏
「お疲れ様!」


戻ってきた斗真に声を掛けた。


「まだこれからだな。」


あれだけ走り回っていたのに
全然呼吸が乱れていない斗真を尊敬する。


「何か飲む?それとも食べる?」


「何あんの?」


そう聞かれたので
私は朝作ってきたお弁当たちを
得意げに見せた。


「すっげ、美味そ。」


「でしょ?」


「にしても量多くね?」


「あ、それは…」「美味そうーーーー!!」


私が他の人の分も用意した
って言おうとする前に
他のメンバーの子達が反応した。


「美桜さん料理出来るって
マジだったんっすね!
斗真さん、放課後やけに元気だなって
思ってたから聞いてみたら
『昼に美桜の弁当食ってるから』って
顔緩みっぱなしで話してたんですよ!」

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