小悪魔彼女×溺愛彼氏
え?

「そんなんで決めちゃっていいの?」


「ああ、そしたら美桜
両方食べれるだろ?
その代わり俺にもカルボナーラちょーだい。」


こういう優しさ
胸がキュンってする。
今までこんな接し方してくれる彼氏いなかった。
リードするって事を履き違えてる
勘違い独断男とか、
逆に私に気を遣いすぎて
何でも私の意見を求めてくるやつとか。
思えばろくな人いなかったな…。
ってそれは失礼か。


「何考えてんの。」


斗真にはすぐばれる。


「ん~、なんにも?」


ニコって笑っても騙されてはくれない。


「ふ~ん。」


って府に落ちない顔。
でも無理やり聞いてくることはしない。
束縛嫌いな私の為。
斗真にならされてもいいんだけどね。


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