工業高校のイケメン達に愛されて【下】



出会ったばかりの頃はとっても冷たくて口も聞いてくれなかった相葉くん。


けど、みんなと一緒に過ごしていくうちに徐々にあたしと話すようになってくれて、一緒に出かけてくれて、優しくしてくれて、仲良くなってくれて。


あたしにとっては、ものすごく…ものすごく嬉しかった。


あたしの中で相葉くんの存在が大きくなっていって、もっと相葉くんのことを知りたいって思った。


相葉くんのことを考えると、切ないくらいに胸がきゅってなるのに、頭から離れない。


そして一緒にいると、落ち着く。


この腕に抱きしめられていると、落ち着く。


もっと欲しいと、思ってしまう。



いつかりりかちゃんに、友達の好きとは違う“好き”があるよって教えてもらったっけ。


今ならりりかちゃんの言っていたこと、わかる気がするよ。



あたしは相葉くんの胸から少し離れ、彼を見上げた。


…どうしよう。


好きだと自覚した途端、相葉くんのことが数倍カッコよく見える。



「相葉くん、ごめんね…本当にありがとう。」


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