工業高校のイケメン達に愛されて【下】
「…っ」
どきんと、心臓が高鳴った。
あたしには素直にそんなふうに気持ちを伝えてくれるのが、たまらなく嬉しい。
2人きりになれたのも、相葉くんの言葉を聞いたらより嬉しい。
「わっ…」
相葉くんは自分の胸にあたしを引き寄せた。
ぎゅっと抱きしめてくれた。
こんなふうに抱き合うのは付き合った日以来だから、一週間ぶり。
ドキドキ、ドキドキ…。
やっぱり落ち着く。
ずっと抱きしめてもらっていたいな。
あたしは相葉くんの腰に腕を回して、彼の胸に頬をすり寄せた。
相葉くんは片方の手であたしの頭を撫でてくれる。
下の名前を呼んでもらえなくても、抱きしめてもらえるだけで十分幸せかもしれない。
「へへ…」
あたしは相葉くんの腕の中で小さく笑った。
すると相葉くんはあたしから離れて、あたしの顔を両手で包み込んだ。