工業高校のイケメン達に愛されて【下】



今日は、すごくすごく楽しくて良い1日だ。


翔くんと一緒にお買い物して、お部屋の飾り付けして。


あたしと一緒に作ったごはんを美味しいって言って食べてくれて。


それに…素敵なプレゼントを用意してくれて。


その…あたしがお願いしちゃったハグやキスに。


しかも誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントをふたつも用意してくれてたんだ。


プレゼントしてくれたものはすっごくかわいくて、翔くんが一生懸命選んでくれたのかなって思うと、心がとても暖かくなる。


ごそごそとバッグから小さな手鏡を取り出して、もらったネックレスを映した。


青みがかった紫の宝石が、キラリと光る。


ラピスラズリ…とっても綺麗。



「へへ…このネックレス、本当にかわいい。ありがとう。」


「…ん。」



翔くんは照れくさそうに、ちょっとぶっきらぼうに頷いた。


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