終わりにした夫婦

···もう離れるのは嫌


羽叶さんから・・

「亜子····
もう一度だけ、
僕を信じて貰えないだろうか?
好きだ····愛している····
と気持ちを伝えても、
今は、響かないんじゃないか···と····
自分が仕出かした事だが
亜子に僕自身を信じて貰えるか
だと思うんだ。
そうでないと·····前に進めない。」
と。

私を傷つけた事で
彼が、ずっと苦しんできたのは
知っていた。

·····だから·····

「私は、一度結婚をしていますから
結婚に拘らずに今のままの形でも
良いと思う気持ちはあります。

ですが····
羽叶さんのお父様やお母様の気持ちを
考えると·····いえ····
私自身が····
羽叶さんや羽叶さんのご両親と
家族になりたいと思っていました。」
と·····言っている····と

羽叶さんから抱きしめられ

「·····ありがとう····ありがとう····
本当に·····ありがとう·····
亜子·····っ·····
君を傷つけてしまい
本当に·····すまない····
なぜ·····迷う必要が····あったのか····
職業柄なのか····?····
瑛里子·····さんに対して
気持ちは本当に欠片もないんだ。
長く会わなくても···
気にもならないし···
気ままに勝手に連絡してきて
鬱陶しく感じることが毎回で····」
「うふふっ」
瑛里子さんを呼び捨てにするのを
躊躇する羽叶さんに
思わず笑ってしまう·····と··

羽叶さんは、頭をかいていた。

「そうですね。
同じ痛み····を··味わいたくない······
と、思ってしまいました。

ですが、羽叶さんを嫌いだからでは
決してありませんでした。」
と、羽叶さんの背中に腕を回し
スーツを軽くつかむと
彼は一度、ギュッと抱きしめて
私の体を離して
顔を近づけて口づけをした。

何度も角度を変えて
キスをする羽叶さんに
恥ずかしくなり
背中をツンツンと
つつくと
顔を赤らめながら唇は離すが、
抱きしめた腕は
私を離さなかったから
私も羽叶さんの胸に
頬をあてて寄りかかる
しばらくすると
「あこっ·····抱き···たい···っ。」
と、私の耳元でささやくから
私も真っ赤になってしまった。

羽叶さんは、私の手を取り
マンションに向かって歩き始めた。

羽叶さんのマンションに行く前に
私のマンションに寄り
部屋の玄関がしまると
羽叶さんに深く口づけをされて
下を絡めとられて
「‥‥ゥゥン‥‥」
声がもれると
「我慢できなくなる前に
着替えを持ってきて。」
と、言われて
赤面しながら用意して
羽叶さんの元に行くと
「忘れ物ない?
今日は帰してあげれそうにないから
急がせてごめんね。」
と、言う羽叶さんに
私はコクンと頷いてから
羽叶さんの部屋に向かった。

羽叶さんの部屋に入ると
羽叶さんに抱き上げられて
「きゃっ‥‥」
急だったので叫ぶと
「落とさないよ。」
と、冷静な羽叶さんに
「もぅ‥‥」
と、言うと
キスをされて
「愛している」
と、言いながら
何度もキスをされ
寝室に連れていかれベッドに
下ろされた。
「·····あの····あのっ·····羽叶さん?
シャワー‥‥‥を」
「ごめんっ‥‥無理っ‥」
「‥‥‥えっ、でも‥っ‥」
と、言っている間に
繰り返しキスをされながら
一枚、一枚と服を脱がされ
キャミソールの紐を落とされ
ブラの上から
胸を揉み上げられ
胸先を甘がみされ
「‥‥ヒャッ‥‥‥ウン‥‥」
片手でブラのホックを外され
胸先を吸い上げられる

片手は、腰から太ももを撫であげられ
足に力が入り閉じようとするが
羽叶さんの身体が足の間に
入っていて思うように動かず
胸先を堪能されながら
羽叶さんの指は、亜子の中心を
捉えて抽送を繰り返す
「······やっ·····アッ‥‥アン‥‥フゥン‥‥」
腰がゆらゆら·····ゆれ‥‥
「あこっ、気持ち良い?
腰がゆれてる」
と、言われている間に
羽叶さん自身が入ってきて
「‥‥ッゥ‥‥ウ‥ウン‥」
「クッ‥ハァッ‥‥きも···ち··いっ····い‥‥」
羽叶さんの腰は、
深く····浅く‥‥‥繰り返し
いっきに奥に入り込み
二人は同時に果てた。

羽叶さんは、キスをしながら
「好きだよ‥‥愛している。」
と、何度も伝えてくる
「‥‥わたし‥‥もっ‥んんっ‥‥」
と、言うなか·····

羽叶さん自身が、
再び私の中に
入ってきて‥‥
翻弄され‥‥頭が真っ白に‥‥

ゆら·····ゆら‥‥
心地よい揺れに
意識が戻ると
羽叶さんに抱かれて
湯船につかっていた。
「‥‥ごめんっ、無理させた。」
と、謝る羽叶さんに
首をふって答える

だが、身体は気だるく
羽叶さんの胸に
身体を預ける形に
「身体は、一応洗ったけど
気持ち悪いとこない?」
「えっ、本当に?」
「うん。」
と、羽叶さんは答えながら
私の胸を両手で揉み上げ
胸先を弾く
「‥‥ヤァ‥‥ン‥‥」
「やはりっ‥‥無理っ‥‥」
と、言いながら
下から突き上げられ
「ウッ‥‥ハァ‥‥ン‥‥」
「ウ‥ン‥っ‥たまらっ‥ないっ‥‥」
何度も下から突き上げられて
身体がしなり
そのまま再び意識をなくした。

再び·····
明るさに目を少し開くと
カーテンの隙間から
外の明かりが入り込んでいた

私の身体は、
羽叶さんによって
フォールド状態に
がっちり包まれていた。
「ヒャッ‥‥」
いきなり首筋を舐められて
「目、さめたの?」
「うん、ごめん。
     起こした?」
「ううん、大丈夫。
それより、亜子っ、身体大丈夫?」
「ん?‥‥たぶん?」
「ほんとに?」
と、言うと
私の身体を反させて
キスを何度も繰り返す中
お互い裸のままの私達。

私のお腹の部分に
羽叶さん自身が誇張して
「羽叶‥‥さんっ?‥‥」
「亜子、羽叶ね」
「えっ?」
「ほら、言って。」
「‥‥羽叶‥‥っ‥‥」
「やっと‥呼んで‥くれた‥くっ‥」
「‥うきょ‥うっ‥むりっ‥」
羽叶が、またまた入ってきて
「‥‥ごめ‥んっ‥あこが‥ほしいっ‥」
と、言いながら
私を翻弄していく

再び、目が覚めたとき
羽叶は、隣にいなくて
亜子もベッドから出ようとするが
足腰がたたなくて
ベッド下にヘナヘナと

そこに羽叶がきて
抱き上げた
「きゃっ、羽叶、恥ずかしいから」
「さんざんみたから。
それに、歩けないだろ?」
「あっ、そうだ!
  羽叶のせいだから。」
「あははっ、今思い出した?」
「もうっ‥服とりたい。」
羽叶は、シャワー室に行き
シャワーを浴びてる間に
着替えの入っている
鞄をとってくれていた。

シャワーの壁に寄りかかりながら
やっとシャワーを浴びて
着替えたときに 羽叶がきて
ダイニングに連れていってくれて
羽叶が用意してくれた
食事をとり
食べ終わるとリビングの
ソファーに私を座らせてから
羽叶は、片付けをして
私の横に腰かけて
私を抱きしめる

片時も離れない羽叶に
おかしくて笑う私

羽叶は、苦笑いをしながら
「もう····離れるのは····嫌なんだ····」
と、言うから
私は、羽叶の好きなようにさせた。
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