この瞳だけを見て




「もう次会う時は大学生だな」


「そうだね‼︎」



関谷と茉侑が2人並んで前を歩いていて、その後ろを智哉と祐奈が並んで歩く。



「あっそうだ‼︎危っぶねー忘れるところだった‼︎右手出して⁉︎」


「右手?」


「はい、これあげる。前に制服のボタン欲しいって言ってたでしょ?」



智哉はポケットに入れていたボタンを祐奈の掌に握らせた。



「えっいいの?貰っても‼︎嬉しいありがとう‼︎」


「4人で写真撮る前に、小西ったら後輩達に囲まれてボタンもぎ取られそうになったんだから‼︎」


「あらら…そんなことがあったの?見たかったな〜大変だったね」


「人ごとみたいに言うねー」


「俺達、完全にボディーガードしてたよな⁉︎」


「ほんとそれ‼︎」



4人でくすくす笑い合った。





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