バージンロード
私たちは同じクラスだった。

私が名前を呼ぶと遼はいつもそばにいて、いつも私の所に嫌々来てくれた。


どこにいるの?

かけ離れた存在になってしまった。

いわゆるスターみたいな。

そう、遼はモテた。

だから、中学に来て私の隙間なんかなかった。
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