幼なじみは年下の小悪魔男子


たぶん………
高校生くらいだと思うんだけど、私は注文を聞きに来てくれた男の子に、魅入ってしまっていた。


華奢な身体に、ふわふわの栗色の髪の毛、目は大きくてまるで、お人形さんのような顔立ちをしているから……


「お待たせ致しました!ご注文をお伺い致します!」


男の子は私を見るなり……
小さく、あっ!と声を上げる。


そして─────

男の子は私の顔をじっと見つめてくる。


「ねぇ、りあ……もしかして、知り合いなの?」

雪乃がコソッと私に話しかけてくる。


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