幼なじみは年下の小悪魔男子


「……嘘付いてますよね?」


「だから!嘘なんて……」


「じゃぁ、何で、目を合わそうとしないんすか!!」

私の腕を掴む奏多くんの手に力がこもる


「俺………何かしちゃいましたか?
ハッキリ言ってくれなきゃ、俺……分からない……」


いつも明るくて笑顔な奏多くんは、今にも泣き出しそうな顔をして……


─────そっか……


私の行動一つで奏多くんは、こんなにも気持ちが揺さぶられてしまうんだ



< 315 / 419 >

この作品をシェア

pagetop