リライト

「未久さん?」

きっとあたしも彼と同じ気持ちになる日はそう遠くないのかもしれない。
けれど今はまだ早急すぎる。気持ちが追いつかない。

「…行こっか。パンプスとケーキのお礼、しなくちゃ」

だからいまはこれだけで伝わって欲しいと、願いながら彼の掌と指を強く絡ませる。

「…! …未久さんの奢りなら、肉がいいです。でっかいステーキ」

「お馬鹿、カロリーを考えろ!焼肉なら可よ」

彼も握り返してくれる、今はこれでいい。
そう自分に言い聞かす。
キラキラ輝くビジューの輝きもシトラスの薫りもそう、肯定してくれているような気がした。
< 36 / 36 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

筆舌に尽くし難い。

総文字数/5,926

恋愛(その他)24ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
大嫌いから始まる恋愛模様。 「恋なんて所詮は自己愛の何物でもないんだからさ」
輪舞曲-黒と白のcaprice-

総文字数/29,251

ファンタジー61ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
閉ざされた国 和泉 全ては夜に始まったー………。 暗夜に紛れ暗躍し復讐に生きる 暗殺者  国の為に総てを捨て闇に生きる 元騎士団長  似つかない交わる筈のない二人が邂逅、何時しかそれは憎しみ嫌悪から変化する。 ****** 「この二つ名のせいで君が傷付き迷い手を汚した。君がそれを自身の罪だというのならば…、君の罪は俺の罪だ。」
桜色レヴァリー

総文字数/7,347

恋愛(その他)17ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
春の頃。 今年もまたわたしはあの桜を見ない振りをして 忘れた振りをする。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop