あなたの名前は忘れたけれど。
携帯の電源ボタンを押す。

部屋は真っ暗になる。


途端に、理由もなく涙が溢れた。


死にたい。

消えたい。


いつでも死ぬ準備は出来ている。


行動に移すだけなのだ。


なのにいつも後一歩の勇気が出ない。


死ねない。

死にたい。


涙がどんどん溢れてくる。


私は何をやっているんだろう。


何がしたいんだろう。


夢も目標も何も無い。

何をしたいわけでもなく、ただ生きるために働く。


…今日のスーツさんは、何のために働いているんだろう。


働きたくない。

生きたくない。

死にたい。
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