キンダーガーテン四   ~私の居場所に~
変われる明日

大人かな??

「ご苦労さん。」

ハンドルを握る手を、一つ離して撫でてくれる。

「先生が側にいてくれたからだよ。
先生がいっぱい愛情を注いでくれたから…………
海晴ちゃんに返すことが出来たよ。
ありがとう。」

自分の気持ちを素直に伝えられる歓び……………。

受けとめてくれる人がいるからだよね。

唯は強くなった。

今なら……

自信を持って言えるよ。

だって、自分が大好きになれたから。

先生に教えてもらった

『自分を好きになりなさい。
自信を持って。』って言葉。

今なら分かるよ。

傲る気持ちじゃないんだよね。

自信を持つのは…………信じるってこと。

自分を信じれない人が

人に信じてもらうことなんて出来ない。

そう言いたかったんだよね。

「良い顔だ。
唯………………大人になったね。」

「うん!!」

唯の返事に嬉しそうに微笑む先生。

「先生……………悠君。
大好き!!」

腕にしがみついて甘える唯の頬を撫でて

「それじゃ、大人になった唯に…………
もう少し、大人になってもらおうかなぁ~
お仕置きもあることだし。」って笑った。

えっ?!

大人!!

お仕置きって?!

焦る唯を横目に、楽しそうな先生。

あれっ??

どこでどう間違ったの?!

急に不安が背中に張りつく。

あぁ~ん!帰りたくないよぅ~
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