桜吹雪 ★ 恋物語


「え、ほ、ほんとなのか.....それ。」






ふふっ、先輩驚いてる。






「はい
だからちゃんと伝えてあげてください
いつまでも真桜先輩のそばにいてあげてください」





それが、今の私の幸せだから──────。






「水井、ほんとにごめん。
あの、俺。」







「知ってますよ
わたし今から振られるんでしょう?
私、真桜先輩と話て、どうして椋丞先輩がこんなに
真桜先輩のこと好きで、隣が真桜先輩じゃなきゃダメなことがやっと理解できました。
私、負けました、正直全然辛くないわけじゃないです
本当はすごく辛いです
でも、椋丞先輩が真桜先輩じゃなきゃいけないと同じで真桜先輩も隣が椋丞先輩じゃないといけないんです。
真桜先輩には椋丞先輩の力が必要なんです。
だから、幸せになってください
私、少しでも先輩を支えることができて幸せでした。
こんな私と付き合ってくれてあり...がと...うござ...いました....。」




< 104 / 187 >

この作品をシェア

pagetop