桜吹雪 ★ 恋物語


「ねぇ、椋くん。」





真桜は何か言いたそうだった





「あの、ね...わたし、お母さんのこと、忘れちゃったの」






「ああ、知ってる
さっきおばさんにあった時言ってた」







「お母さん、すごく悲しい顔してた
ねぇ、椋くんほんとに私といていいの?
わたし、椋くんのこと....忘」







「忘れない」




俺は真央の言葉を遮った


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