桜吹雪 ★ 恋物語



教室のドアの前に立った。




はぁー。
帆香も私の病気のことをまだ知らない




また気を使わなくちゃいけない。




もーやだ。





「あ、真桜おはよう!
どうしたの?そんなとこで」






「あ、帆香お、はよ。」





「どーしたの?くらいけど
椋丞くんと喧嘩でもしたの?(笑)」





ほっといて。



当たってしまう。帆香にまで。






そう思う前に口が先にでちゃったんだ。






「椋くんとのことはほっといてよ!!」






「え、あごめん。」





もう、最悪。




やっちゃった、大事な親友まで、八つ当たりしちゃった。

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