ビロードの背中
彼がレジを打ち始めた。

立ち上がると、私より頭一つ分大きい。



彼は私をチラッと上目遣いで見た。

そして手続きすると、DVDを渡しながら耳元で言った。



”・・・一緒に出よう。”


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