ちょこみるく。少し素直になれない2人の甘々ほんわかデイズ
「のあーそろそろ出発するわよー!」
「はーい!」
私、斉藤祈愛はこの4月から晴れて高校1年生になる15歳。
パパは名前を言えば誰でも知ってるくらいな某有名企業の社長でママはアメリカ発祥の有名ブランドのデザイナーをしているの。
パパとママの仕事の都合で中学生の間はアメリカに住んでたんだけど高校は日本の高校に行きたくて、たっくさん頼んで行かせてもらえることになったの!
さっきちょうど日本に着いたところでこれから、私を下宿先として住まわせてくれるママの幼なじみの家に行くところ。
明日にはママはアメリカに帰っちゃうのが少し寂しい。
でもそれ以上にとっても楽しみ!!
日本の高校ってどんなかな。部活しようかな。それともバイトしてみようかな。
友達できるかな。彼氏もできちゃったりして。
「奥様、お嬢様着きました。」
なーんて色々考えてたらいつの間にか着いちゃった。笑
「佐倉さんありがとうございます!」
パパとママの専属運転手さんにお礼を言って降りるとそこはオシャレなカフェのような家で庭も綺麗に手入れされてて見入っちゃうなー。すると
「凛ちゃんひさしぶりーー!!この子が娘さんの祈愛ちゃん?」
玄関から勢いよく可愛らしい顔のスタイルのいいお姉さんが出てきた。
このお姉さんがここに住んでる奥さんで見た目によらず私の1つ上の子供がいるらしい。
「初めまして!今日からお世話になります!」
「この家を自分の家だと思って気楽に過ごしてね」
その後下宿先の高田さん夫妻と談笑しながら過ごして
奥さんの名前は由美さんで旦那さんが京太郎さんという名前だと知って
更に、私のひとつ上に息子さんで私が入学する学校でサッカーをしている悠真くんがいることも知った。
「そろそろ悠真が帰ってくるはず」
と由美さんが言うのと同時に
ガチャっとドアを開けて入ってきたのは、背が高くて髪を金髪に染めてる美形男子だった。
「悠真おかえりー。もう祈愛ちゃん来てるわよ」
えええええ、この人が悠真くん!?
なんでか分からないけど心臓がドキドキする。
というか、私に近づいてきてるよね!
そして、さりげなく私の座ってるソファの隣に座った。
「はじめまして。俺は悠真。なんか困ったことあったらすぐ言えよ。」
そして頭をくしゃくしゃ撫でて彼はリビングから出て彼の自室へと行った。
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